導入部分
「オッス!オラ悟空!」 全ての始まりはここから。少年悟空とブルマの運命的な出会い、そして7つのドラゴンボールを巡る大冒険が始まる「少年期編(ピラフ編)」。この記事では、山奥に住む不思議な少年・悟空がブルマと出会い、ヤムチャ、ウーロン、プーアル、亀仙人と仲間になり、ピラフ一味との戦いまで、ネタバレありで徹底解説します。冒険、笑い、友情、そして戦い。ドラゴンボールという伝説の物語の原点を詳しく語ります。
✓ この記事でわかること
- ドラゴンボール最初の冒険の全ストーリー
- 悟空、ブルマ、ヤムチャとの出会い
- 亀仙人とかめはめ波の初登場
- ピラフ一味との戦いと大猿化
- ドラゴンボールという作品の原点
📖 読了時間:約10分 | おすすめ度:★★★★★(原点必読)
基本情報
【少年期編 基本情報】
- 収録:単行本1巻〜2巻(第1話〜第20話)
- 主要キャラ:孫悟空、ブルマ、ヤムチャ、プーアル、ウーロン、亀仙人、ピラフ一味
- 核となるテーマ:冒険の始まり、友情の芽生え、未知の世界への憧れ、純粋な心
- 舞台:パオズ山、砂漠、ピラフ城
- 初登場の重要要素:ドラゴンボール、如意棒、筋斗雲、かめはめ波
あらすじ
⚠️ ここから先、少年期編のネタバレを含みます
悟空とブルマの出会い
山奥に住む少年
- パオズ山で一人暮らしをする12歳の悟空
- 死んだじいちゃん(孫悟飯)の形見の四星球を大切にしている
- 人間離れした怪力と純粋すぎる性格
- 尻尾が生えている
ブルマとの衝撃的な出会い
- バイクで旅をしている16歳の少女ブルマ
- 7つ集めると願いが叶うドラゴンボールを探している
- 悟空にぶつかっても傷一つつかない
- 「女の子を初めて見た!」
ドラゴンレーダー
- ブルマが発明したドラゴンボール探知機
- これがあれば7つ集められる
- 悟空の四星球もドラゴンボールの一つだった
冒険の始まり
- じいちゃんの形見を取り戻すため
- じいちゃんが言っていた「世界を見る」ため
- 悟空とブルマの珍道中が始まる
ウーロンとの出会い
アルレ村での事件
- 村の娘たちが何者かにさらわれている
- 犯人は変身能力を持つブタの妖怪ウーロン
- 悟空がウーロンをボコボコに
ウーロンの正体
- 実は小心者のブタ
- 変身能力は5分しか持たない
- 仲間(というか強制的に同行)に
ヤムチャとプーアルとの出会い
砂漠の盗賊
- 「おれの名はヤムチャ様だ!」
- 女性恐怖症の盗賊
- 相棒は変身能力を持つプーアル
悟空との戦い
- 狼牙風風拳で悟空と互角の戦い
- でもブルマを見ると緊張して負ける
- ドラゴンボールで女性恐怖症を治したい
次第に仲間へ
- 最初は敵だったが徐々に協力関係に
- 後に完全な仲間になる
亀仙人との出会い
海亀を助ける
- 砂漠で迷っていた海亀
- 悟空が海まで運んであげる
- 海亀の主人は武天老師(亀仙人)
亀仙人の登場
- スケベで有名な武術の神様
- お礼に筋斗雲をくれる
- 「心の清い者しか乗れない」
かめはめ波の初披露
- フライパン山の火を消すため
- 亀仙人が放った必殺技
- 山ごと吹き飛ばす威力
- 悟空が一瞬で真似する
ピラフ一味との戦い
7つのドラゴンボールが集まる
- ピラフ城に招待される悟空たち
- しかし罠だった
- ピラフ一味がドラゴンボールを奪う
ピラフ一味
- ピラフ:小さな青い独裁者志望
- シュウ:犬の部下
- マイ:女性の部下
牢屋に閉じ込められる
- 鉄の部屋に閉じ込められる
- 翌朝太陽が当たると焼け死ぬ
- 絶体絶命の危機
大猿化
- 満月を見た悟空が巨大な猿に変身
- 理性を失い暴れまわる
- ピラフ城を破壊
- プーアルがハサミに変身して尻尾を切る
願いが叶う
- 混乱の中、ウーロンがドラゴンボールで願いを叶える
- 「世界一の美女のパンティーをくれ」
- ピラフの「世界征服」を阻止
冒険の終わり
- ドラゴンボールが世界中に散らばる
- 悟空は亀仙人のもとで修行することに
- 新たな冒険の始まり
この編の見どころ
見どころ1:全ての始まり – 純粋な冒険活劇
ドラゴンボールの原点がここにあります。後の激しいバトル展開とは違う、ワクワクする冒険が魅力です。
🌟 冒険活劇としての魅力
西遊記をモチーフにした設定
- 孫悟空という名前
- 如意棒と筋斗雲
- 鳥山明流のアレンジ
未知の世界への憧れ
- 山奥から世界へ飛び出す悟空
- 見るもの全てが新鮮
- 「これは何だ?」「すげー!」
ロードムービー的な展開
- 次々と新しい場所へ
- 各地で新しい仲間と出会う
- ドラゴンボールを探す目的
コミカルな雰囲気
- ギャグシーンが多い
- ブルマのパンツネタ
- ウーロンのスケベ
- 亀仙人のエロじじい
🎯 重要ポイント:この頃のドラゴンボールは、バトル漫画ではなく冒険活劇でした。この原点があるからこそ、後のバトル展開が生きています。
見どころ2:悟空というキャラクターの魅力
主人公・孫悟空の原点がここにあります。
👦 少年悟空の魅力
純粋すぎる性格
- 嘘をつけない
- 疑うことを知らない
- 素直で正直
- だからこそ強い
人間離れした能力
- 銃弾も効かない
- 車を持ち上げる怪力
- 如意棒を自在に操る
- 身体能力が異常
女の子を知らない
- ブルマが初めて見た女性
- 股間を触って性別確認
- 純粋すぎて逆にヤバい
食欲旺盛
- とにかくよく食べる
- 食べることへの執着
- 後のシリーズでも変わらない特徴
じいちゃんの教え
- 「女の子には優しくしろ」
- 「弱い者いじめはするな」
- 悟空の行動原理
💡 初見の方へ:後の超サイヤ人になる悟空も、最初はこんな純粋な少年でした。この純粋さは、最後まで変わらない悟空の本質です。
見どころ3:仲間たちとの出会い
ドラゴンボールの仲間たちが次々と登場します。
👥 仲間たちの初登場
ブルマ
- カプセルコーポレーションのお嬢様
- 天才科学者
- ドラゴンレーダーを発明
- ワガママだけど勇敢
- 後にベジータと結婚
ヤムチャ
- 砂漠の盗賊
- 女性恐怖症
- 狼牙風風拳の使い手
- 後に地球最強クラスの戦士に
- さらに後に置いていかれる
プーアル
- ヤムチャの相棒
- 変身能力を持つ
- 忠実な友達
- ずっとヤムチャと一緒
ウーロン
- 変身能力を持つブタ
- スケベで小心者
- でも重要な場面で活躍
- パンティーで世界を救った男
亀仙人(武天老師)
- 武術の神様
- スケベじじい
- かめはめ波の使い手
- 後に悟空とクリリンの師匠に
❓ あなたに質問です:この時の仲間たちが、後々まで登場し続けます。特にブルマとヤムチャの関係は、どう変化していくでしょうか?
見どころ4:かめはめ波の衝撃
ドラゴンボールを代表する技が、ここで初登場します。
⚡ かめはめ波
初披露シーン
- フライパン山の火を消すため
- 亀仙人が50年かけて開発した技
- 山ごと吹き飛ばす威力
- 「かぁめぇはぁめぇ波ーーっ!!」
悟空が即座に真似る
- 一度見ただけで真似する
- 亀仙人が驚愕
- 天才的な戦闘センス
- ただし威力は小さい
後のシリーズへ
- 悟空の代名詞となる技
- 親子かめはめ波(セル編)
- 界王拳かめはめ波(フリーザ編)
- ドラゴンボールの象徴的な技
かめはめ波の意味
- 亀仙人が開発
- 「かめ」は亀仙人の亀
- 後に多くのキャラクターが使用
見どころ5:大猿化の謎
悟空の出生の秘密に関わる重要な伏線です。
🦍 大猿の謎
満月を見ると変身
- 巨大な猿に変身する悟空
- 理性を失い暴れる
- 圧倒的な破壊力
じいちゃんの死
- 実はじいちゃん(孫悟飯)は大猿化した悟空に踏み潰された
- 悟空は覚えていない
- 満月の夜は家に入るようにじいちゃんに言われていた
尻尾の謎
- 尻尾を切られると元に戻る
- でも尻尾は再生する
- 尻尾を掴まれると力が出ない
サイヤ人編への伏線
- この大猿化がサイヤ人の能力だと後に判明
- 悟空は地球人ではなかった
- ドラゴンボールZへの重要な伏線
💡 再読時の楽しみ方:大猿化のシーンを見ると、既にサイヤ人編への伏線が張られていたことが分かります。
印象に残った名シーン・名言
「オッス!オラ悟空!」
記念すべき第1話の冒頭、悟空の第一声。この元気な挨拶から、ドラゴンボールという伝説が始まりました。
なぜ印象的か?
- ドラゴンボールの始まり
- 悟空の純粋な性格を表す
- 後のシリーズでも使われる決め台詞
「かぁめぇはぁめぇ波ーーっ!!」
亀仙人による初めてのかめはめ波。山ごと吹き飛ばす威力に、読者も悟空も驚愕。
なぜ衝撃的か?
- ドラゴンボールを代表する技の誕生
- それまでのギャグ展開から一転
- 圧倒的な破壊力
「世界一の美女のパンティーをくれ」
ウーロンが神龍に願った内容。ピラフの世界征服を阻止した名(?)願い。
なぜ面白いのか?
- 緊迫した場面でのギャグ
- ウーロンらしい願い
- 結果的に世界を救った
「心の清い者しか乗れない」
筋斗雲についての説明。悟空は乗れるが、ブルマは落ちる。
なぜ印象的か?
- 悟空の純粋さを象徴
- 後々まで使われる重要アイテム
- キャラクターの心を表す設定
キャラクター分析
孫悟空:純粋な心の戦士
この編での特徴
- 山奥で育った世間知らず
- 圧倒的な身体能力
- 純粋で嘘をつけない性格
- じいちゃんの教えを守る
戦闘スタイル
- 如意棒を使った戦い
- 身体能力を活かした格闘
- かめはめ波を一度で真似る天才性
ブルマ:天才科学者の卵
この編での特徴
- 16歳の天才少女
- ドラゴンレーダーを発明
- ワガママだけど勇敢
- 美男子と出会いたくてドラゴンボール探し
役割
- 悟空を世界に連れ出す
- ドラゴンボールを探すきっかけ
- 物語の推進役
ヤムチャ:女性恐怖症の盗賊
この編での特徴
- 砂漠で盗賊をしている
- 女性を見ると緊張する
- 狼牙風風拳の使い手
- プーアルとの友情
成長
- 敵から仲間へ
- 後に地球の戦士として活躍
- ブルマと恋仲に
亀仙人:スケベな武術の神様
この編での特徴
- 300歳を超える武術の達人
- かめはめ波の開発者
- スケベだが強い
- 筋斗雲を悟空に授ける
役割
- 悟空の最初の師匠(次編から)
- ドラゴンボールの世界観を示す
- 強さの基準
考察・伏線ポイント
悟空の出生の謎
尻尾と大猿化
- 満月を見ると大猿に変身
- 尻尾が生えている
- 普通の人間ではない?
- サイヤ人編で真実が明らかに
じいちゃんの死
孫悟飯の死因
- 実は大猿化した悟空に踏み潰された
- 悟空は覚えていない
- 悟空がじいちゃんを大切にする理由
ドラゴンボールというシステム
7つ集めると願いが叶う
- 1年に1回しか使えない
- 使うと世界中に散らばる
- 後のシリーズの根幹をなす設定
如意棒の秘密
カリン塔と繋がっている
- 後に判明する事実
- 神様の世界への通路
- 重要なアイテム
他の編との比較
ドラゴンボールの原点
少年期編の位置づけ
- 全ての始まり
- 冒険活劇としてのドラゴンボール
- 仲間たちとの出会い
後の編との違い
- 少年期編:冒険とギャグが中心、バトルは補助的
- 天下一武道会編:武術大会での戦い
- レッドリボン軍編:悪の組織との戦い
- ピッコロ大魔王編:シリアスな展開
- サイヤ人編以降:本格バトル漫画
個人的評価
ドラゴンボールという作品の魅力の原点がここにあります。冒険のワクワク感、純粋な悟空の魅力、個性的な仲間たち。後のバトル展開も素晴らしいですが、この頃の冒険活劇も捨てがたい魅力があります。
どんな人におすすめ?
- ドラゴンボールの原点を知りたい人
- 冒険活劇が好きな人
- コミカルな展開が好きな人
- ドラゴンボールを最初から読みたい人
まとめ
少年期編は、ドラゴンボールという伝説の物語の原点です。
この編の魅力
- ワクワクする冒険活劇
- 純粋な悟空の魅力
- 個性的な仲間たちとの出会い
- かめはめ波の初登場
- 大猿化という謎
特に悟空とブルマの出会いのシーンは、ドラゴンボールという物語の全ての始まりです。「オッス!オラ悟空!」この元気な挨拶から、世界中を魅了する大冒険が始まりました。
山奥で一人暮らしをしていた少年が、世界に飛び出し、仲間と出会い、成長していく。この原点があるからこそ、後の超サイヤ人への覚醒や、地球を救う戦いが輝きを増します。
まだ読んでいない方へ
ドラゴンボールを読むなら、ぜひ最初から読んでください。バトルシーンだけがドラゴンボールの魅力ではありません。この冒険活劇としての魅力を知ると、ドラゴンボールという作品がもっと好きになります。
もう一度読み返したい方へ
大猿化やじいちゃんの死の真相など、後のシリーズを知った上で読み返すと、新たな発見があります。特に悟空の純粋さ、仲間たちとの出会いの尊さを、改めて感じることができます。
次は亀仙人の弟子となり、天下一武道会に出場する悟空の姿が待っています。冒険から武術へ、ドラゴンボールの世界は広がっていきます!
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