【完全ネタバレ】HUNTER×HUNTERグリードアイランド編を徹底解説!ビスケとの修行、レイザー戦、ボマー戦の全て

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【完全ネタバレ】HUNTER×HUNTERグリードアイランド編を徹底解説!ビスケとの修行、レイザー戦、ボマー戦の全て

導入部分

HUNTER×HUNTERの中でも特に「冒険」と「ゲーム」の楽しさが詰まった章、それが「グリードアイランド編」です。ゴンとキルアが念能力で作られたゲームの世界に入り、様々なプレイヤーと競い合いながら、ゴンの父ジンの手がかりを探します。この記事では、グリードアイランド編の魅力を、ネタバレありで徹底的に語ります。ビスケとの修行、ボマーとの戦い、そしてレイザー戦。ヨークシンシティ編の重厚さとは対照的に、明るく楽しい冒険が展開されます。

✓ この記事でわかること

  • グリードアイランドのゲームシステムと魅力
  • ビスケとの修行でゴンとキルアが得た成長
  • レイザー戦のドッジボールバトルとヒソカの参戦
  • ゲンスルー(ボマー)との死闘とゴンの覚悟
  • キルアの「針」発見と兄イルミの洗脳からの解放

📖 読了時間:約10分 | おすすめ度:★★★★☆(冒険とゲームの楽しさ満載)


基本情報

【グリードアイランド編 基本情報】

  • 収録:単行本13巻〜18巻(第120話〜第185話)
  • 主要キャラ:ゴン、キルア、ビスケ、レイザー、ゲンスルー(ボマー)、ツェズゲラ、バッテラ
  • テーマ:父への思い、真の強さとは、仲間との協力、ゲームの楽しさ
  • 舞台:グリードアイランド(念能力で作られたゲームの世界)

あらすじ

※ここから先、グリードアイランド編のネタバレを含みます

ヨークシンシティでのオークションで、ゴンとキルアは「グリードアイランド」というゲームソフトの存在を知ります。このゲームは、ゴンの父ジンが制作に関わったとされる超高額ゲーム。ゲームに入るには念能力が必要で、クリア報酬は天文学的な金額です。

ゴンは、父の手がかりを求めてグリードアイランドに挑戦することを決意。キルアも同行し、二人はゲームの世界に入ります。

グリードアイランドは、カードを集めてゲームをクリアする世界。指定ポケット40種、フリーポケット45種の計85種のカードを集めることが目標です。しかし、他のプレイヤーとの戦闘や、カードを奪い合う駆け引きもあり、一筋縄ではいきません。

途中、ゴンとキルアはビスケという謎の少女(実は中年女性)に出会い、彼女の指導のもとで念能力の修行を積みます。そして、ゲームマスター・レイザーとの激戦や、爆弾魔ゲンスルーとの死闘を経て、ついにゲームクリアを達成します。

クリア報酬として、ゴンは「一緒に(アカンパニー)」というカードを使い、ジンのもとへ向かいますが…そこにいたのはジンの弟子カイトでした。こうして、物語は次のキメラアント編へと続きます。


この編の見どころ

見どころ1:ゲームシステムの面白さ

グリードアイランドは、念能力で作られた実在するゲームです。

ゲームのルール:

  • 指定ポケット:40種の特定カード(レアカード)
  • フリーポケット:45種の自由なカード(比較的入手しやすい)
  • カードは「ブック(本)」「ゲイン(得)」で唱えることで取得・使用
  • 他プレイヤーとの戦闘や取引も可能

このゲームシステムが非常によく練られています。カードを集める楽しさ、他プレイヤーとの駆け引き、そして念能力バトル。RPGとカードゲームとバトルの要素が融合した独特の世界観が魅力です。

特に印象的なのが、「一坪の海岸線」などのユニークなカード。発想が面白く、ゲームの世界を探索したくなります。

見どころ2:ビスケとの修行

ビスケは、ゴンとキルアの第二の師匠です。

普段は可愛らしい少女の姿ですが、本来は筋骨隆々の中年女性。変身系の念能力で見た目を変えています。ウイングの師匠でもあり、念能力の達人です。

ビスケの指導内容:

  • 基礎体力の強化(地獄のトレーニング)
  • 念能力の応用技術(硬、流、凝など)
  • 戦闘の実践訓練

ビスケの指導は厳しいですが的確。ゴンとキルアは、この修行を経て飛躍的に成長します。特にキルアは、ビスケの指導で「電光石火」という自分の念能力を開発します。

ビスケのキャラクター性も魅力的です。見た目は可愛い少女、中身は厳しい師匠、そして本当の姿は筋肉ムキムキ。このギャップが面白く、人気キャラクターとなりました。

見どころ3:レイザー戦

グリードアイランド編のクライマックスの一つが、ゲームマスター・レイザーとの戦いです。

レイザーは、ジンの仲間であり、グリードアイランドの管理者の一人。彼を倒さなければ、重要なカード「一坪の海岸線」は手に入りません。

レイザー戦の見どころ:

  • ドッジボールという意外な競技形式
  • ゴン、キルア、ビスケ、そしてヒソカも加わったチーム戦
  • 念能力を込めたボールの投げ合い
  • ゴンの全力のジャジャン拳

レイザー戦は、念能力バトルでありながら、スポーツの爽快感もあります。特に、ゴンがジャジャン拳をボールに込めて投げるシーンは圧巻。この戦いで、ゴンの成長が証明されます。

また、レイザーは敵でありながら、ジンの友人として敬意を払われます。戦い終わった後の清々しい関係性が印象的です。

見どころ4:ボマー(ゲンスルー)との死闘

グリードアイランド編のもう一つのクライマックスが、爆弾魔ゲンスルーとの戦いです。

ゲンスルーは、他プレイヤーを殺してカードを奪う凶悪なプレイヤー。「命の音(カウントダウン)」という爆弾の念能力を使い、多くのプレイヤーを殺害してきました。

ゴン vs ゲンスルー戦の見どころ:

  • ゴンの緻密な作戦
  • 何度も立ち上がるゴンの執念
  • 最後のジャジャン拳で逆転勝利

この戦いは、ゴンが初めて「殺意を持った敵」と一対一で戦うシーンです。腕を犠牲にしながらも勝利するゴンの姿は、彼の成長と覚悟を示しています。

見どころ5:キルアの成長と「針」の発見

この編では、キルアの大きな成長が描かれます。

ビスケは、キルアの戦闘中の違和感に気づきます。「強敵から逃げる癖」がある。この原因を探ると、キルアの頭に「針」が埋め込まれていることが判明。これはイルミが仕込んだ洗脳の針でした。

キルアは自らこの針を抜き、イルミの呪縛から解放されます。この瞬間、キルアは真の意味で「自由」になりました。

そして、キルアは自分の念能力「電光石火」を開発。電気を纏った超高速戦闘スタイルを確立します。これは、幼少期からの電気拷問訓練が活きた形です。


印象に残った名シーン・名言

ビスケの「この2人、原石!!」

ゴンとキルアを初めて見たビスケの言葉。二人の才能を見抜き、磨けば光る原石だと直感します。この一言が、ビスケが二人の師匠になる決意を示しています。

キルアの「入んな!!まだ勝負はついてない」

ゲンスルー戦での決意を示すキルアの叫び。針を抜いて以降、強敵から逃げずに戦う覚悟を決めたキルアの成長が表れています。この一言が、キルアの成長の象徴です。

レイザーの「ジン喜べ、こいつは間違いなくお前の息子だ」

レイザーがゴンを認める言葉。戦いを通じて、ゴンがジンの息子であることを確信します。ジンの友人からの承認が、ゴンにとって大きな意味を持ちます。

ゴンの「最初はグー!ジャン!!ケン!!!グー!!!!」

ゴンの必殺技「ジャジャン拳」の掛け声。グリードアイランド編で完成したこの技が、後の戦いでも重要な役割を果たします。ゴンらしいシンプルで力強い技です。


キャラクター分析

ゴン=フリークス:父を追う少年

ゴンは、この編で父ジンへの思いをさらに強くします。

グリードアイランドはジンが作ったゲーム。このゲームをクリアすれば、ジンに会える。その一心でゴンは努力を続けます。

念能力「ジャジャン拳」も、この編で完成します。強化系の能力を極限まで高め、一点に集中させる技。シンプルですが、ゴンらしい直球の能力です。

しかし、ゲームクリア後にジンには会えず、カイトに会うことになります。この「期待と違う結果」が、ゴンにとって重要な経験となります。

キルア=ゾルディック:呪縛からの解放

キルアは、この編で最も成長するキャラクターです。

イルミの針を抜き、真の自由を手に入れます。そして、自分の念能力「電光石火」を開発。電気を纏った高速戦闘は、キルアの暗殺者としての才能と、自分らしい戦い方の融合です。

また、ビスケとの修行を通じて、「ゴンを守りたい」という思いを自覚します。ゴンとの友情が、キルアにとって何より大切なものになっています。

ビスケット=クルーガー:厳しくも優しい師匠

ビスケは、ゴンとキルアの第二の師匠として、重要な役割を果たします。

普段は可愛い少女の姿ですが、本来は筋肉ムキムキの中年女性。このギャップが面白いキャラクターです。

念能力「魔法美容師(クッキィちゃん)」は、マッサージで疲労を回復させる能力。戦闘ではなく、サポートに特化した能力です。

厳しい指導と優しい励まし。ビスケの存在が、ゴンとキルアを大きく成長させました。

レイザー:ジンの友人

レイザーは、元犯罪者でしたが、ジンに救われてグリードアイランドの管理者となりました。

念能力は放出系で、オーラで作った悪魔を操ります。特にドッジボールでは圧倒的な威力を発揮。

レイザーは敵でありながら、ジンの友人として敬意を払われます。戦い終わった後、ゴンを認める姿が印象的です。

ゲンスルー(ボマー):狡猾な爆弾魔

ゲンスルーは、カードを奪うために他プレイヤーを殺す凶悪なプレイヤーです。

念能力「命の音(カウントダウン)」は、相手に爆弾を仕掛ける能力。解除条件を満たさなければ爆発して死亡。狡猾で残酷な能力です。

しかし、ゴンの作戦と執念に敗れます。悪役でありながら、念能力者としての実力は確かでした。


考察・伏線ポイント

ジンの真意

ジンがグリードアイランドを作った理由は、ゴンを成長させるため。ゲームを通じて、ゴンが強くなることを期待していました。この親心が、後の選挙編で明かされます。

カイトの登場

ゲームクリア後、ゴンが会ったのはカイト。彼はジンの弟子で、ゴンに重要なことを伝えます。このカイトとの出会いが、次のキメラアント編への布石となります。

キルアの針

イルミが仕込んだ針を抜いたキルア。この解放が、後のキメラアント編での活躍に繋がります。針がなければ、キルアは強敵と戦えなかったでしょう。

ゴンのジャジャン拳

この編で完成したジャジャン拳。グー(強化系)、チー(放出系)、パー(変化系)の三種類があります。シンプルですが、後のキメラアント編でも重要な技となります。

ヒソカの登場

レイザー戦で、ヒソカがゴンたちに協力します。この共闘関係が、ヒソカとゴンの奇妙な友情を示しています。


他の編との比較

グリードアイランド編は、HUNTER×HUNTERの中でも特に「明るく楽しい冒険」が描かれる編です。

ヨークシンシティ編のような重厚なドラマや、キメラアント編のような絶望感はありません。ゲームを楽しみながら、仲間と協力して目標を達成する。王道の少年漫画らしい展開が魅力です。

しかし、念能力バトルの緻密さは健在。レイザー戦やゲンスルー戦は、戦略と駆け引きが光る素晴らしいバトルです。

また、ゴンとキルアの成長が丁寧に描かれています。ビスケの修行を経て、二人は飛躍的に強くなりました。この成長が、次のキメラアント編での活躍に繋がります。

個人的には、HUNTER×HUNTERの中で最も「ゲームの楽しさ」を感じられる編だと思います。カードを集める楽しさ、仲間との協力、そして強敵との戦い。全てが詰まった冒険でした。

こんな人におすすめ:

  • ゲームやRPGが好きな人
  • 明るい冒険物語が好きな人
  • ゴンとキルアの成長を見たい人
  • ビスケのキャラクターが好きな人
  • 王道の少年漫画が好きな人


グリードアイランド編を読むなら

グリードアイランド編は以下の巻に収録されています。


まとめ

グリードアイランド編は、HUNTER×HUNTERの中でも特に「冒険の楽しさ」が詰まった章でした。

ゲームの世界で、カードを集め、仲間と協力し、強敵と戦う。ビスケとの修行を経て、ゴンとキルアは大きく成長しました。レイザー戦やゲンスルー戦は、念能力バトルの面白さを存分に味わえる名勝負です。

特に、キルアがイルミの針を抜くシーンは感動的でした。呪縛から解放され、真の自由を手に入れたキルア。この成長が、後の物語で活きてきます。

ゲームクリア後、ゴンはジンに会えませんでしたが、カイトとの出会いが次の冒険へと繋がります。次のキメラアント編では、これまでとは全く異なる重厚で絶望的な物語が展開されます。グリードアイランド編の明るさとのギャップが、読者に大きな衝撃を与えることになります!


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